人生には心を悩ませる時期、曲がり角が2つあるとされている。1つ目は10代の思春期、2つ目が中年期、第2の思春期とも呼ばれる。中年期になると、体力低下・更年期などの身体的変化、キャリア・子育てが一段落する社会的変化が重なることで、ミッドライフクライシスに陥ることがある。
富山県で大学の講師として働く佐々木さん、54歳。この数年かかえていた苦しみを番組みに寄せてくれた。佐々木さんば物理学の世界的な研究者になりたいと企業に勤めながら30歳で博士号をとった。その後、2人の子どもにも恵まれた。家族の生活を支えるため、大学講師だけでなく、企業での仕事も掛け持ちしてきた。佐々木さんが精神的な不調に陥ったのは子どもが受験を終えた50歳のとき。ふと周囲を見渡すと、同期は大学教授になるなどキャリアを築いていた。これまでの人生は何だったのか?無力感がつのり、先が見えなくなったという。投
稿の中には50代の女性からの悲痛な声もあった。新潟県の山口ひとみさん、54歳。22歳の時に結婚し、3人の子育てをしてきた。子育てと夫の母の介護を引き受けながら精密機器の工場で働いてきた。しかし、務めていた工場の仕事が大きく変わりミスが多くなったことで50歳を前に退職した。その頃、子どもが自立し、1人で家で過ごすことが多くなり、生きる意味について思いを巡らすようになったという。テレビやスマホをみると活躍する女性の姿が目につくようになったという。キャリアアップできなかった後悔が心を占めるようになった。うつ病と診断され、精神科に通い治療を続けている。
富山県で大学の講師として働く佐々木さん、54歳。この数年かかえていた苦しみを番組みに寄せてくれた。佐々木さんば物理学の世界的な研究者になりたいと企業に勤めながら30歳で博士号をとった。その後、2人の子どもにも恵まれた。家族の生活を支えるため、大学講師だけでなく、企業での仕事も掛け持ちしてきた。佐々木さんが精神的な不調に陥ったのは子どもが受験を終えた50歳のとき。ふと周囲を見渡すと、同期は大学教授になるなどキャリアを築いていた。これまでの人生は何だったのか?無力感がつのり、先が見えなくなったという。投
稿の中には50代の女性からの悲痛な声もあった。新潟県の山口ひとみさん、54歳。22歳の時に結婚し、3人の子育てをしてきた。子育てと夫の母の介護を引き受けながら精密機器の工場で働いてきた。しかし、務めていた工場の仕事が大きく変わりミスが多くなったことで50歳を前に退職した。その頃、子どもが自立し、1人で家で過ごすことが多くなり、生きる意味について思いを巡らすようになったという。テレビやスマホをみると活躍する女性の姿が目につくようになったという。キャリアアップできなかった後悔が心を占めるようになった。うつ病と診断され、精神科に通い治療を続けている。