群馬県富岡市は市内にある世界遺産・富岡製糸場の入場者数の低迷が続く中、市民と一緒に訪れた市外に住む人の入場料を無料にするキャンペーンを去年に続いてことしも今月1か月間行っている。富岡製糸場の入場者数は昨年度はおよそ36万人と世界遺産に登録された2014年度と比べると3分の1以下に落ち込んでいる。運営する富岡市は製糸場の価値や魅力を再認識してもらおうと去年1月の1か月間、市民と一緒に訪れた市外に住む人の入場料を無料にするキャンペーンを行った。その結果、キャンペーンを利用して市外に住む200人余りが訪れたほか、市民も前の年の同じ月の2.5倍訪れたということだ。このため市はことしも今月1か月間、このキャンペーンを行っている。市民の入場料はこれまでどおり無料で市民1人につき市外の1人が無料になる。