14日アメリカトランプ次期大統領が関税などの徴収を行う対外歳入庁を就任初日に新設すると発表した。トランプ次期大統領はメキシコに不法移民対策をおこなっていないとして関税強化を表明、不法移民対策は懸念を表す国がある一方で期待を寄せるパナマ共和国がある。不法移民は去年1年間だけで約145万人、うち約28万人がダエリン地峡を通過している。南米だけでなくアジアなどを逃れた移民がアメリカを目指すには陸路ではメキシコなどを通るルートが主だがパナマとコロンビアの国境付近の熱帯雨林にダエリン地峡がある。過酷で死のジャングルなどと呼ばれ徒歩やいかだで移動、通過に10日以上もかかる。ダリエン地峡では殺人や人身売買など凶悪犯罪が多発し警察は取り締まりが追いつかず国連の調査えはダリエン地峡を通過した38%が何らかの暴力を受けたというデータがあり「パナマは犯罪増加に歯止めをかけるためアメリカの不法移民対策に期待」と村上教授は指摘する。ダリエン地峡を封鎖する壁建設を表明したパナマ共和国・ムリノ大統領は「米国・トランプ次期大統領に支援を求める」と述べた。トランプ氏はパナマ運河の通航料について不満をもらしていて村上教授の分析では通航料を安くするなどの善処することで交渉材料にする可能性があるということ。