創業2年の宇宙スタートアップ、将来宇宙輸送システムが目指しているのは着陸もできる再使用可能なロケット。実は現在開発中の機体はおよそ4メートルと超小型で年明けに行う離着陸試験は高さ10メートルで行う。今後段階的に機体を大きくし2040年代には人を乗せて地球どこでも1時間半以内で移動できることを目指す。宇宙業界では長期間かけて大きな完成品を作ることが一般的だというが「短いサイクルで世の中に出しながら世の中の変化や新しい技術を取り込んで深化させていく」などと話した。オフィスでは開発に関するすべての過程をデータ化し解析、こうした取り組みも業界では珍しいという。また、使い捨てではない再使用型のロケットなら頻繁に試験を実施できるため情報が蓄積され、迅速な開発につながるという。畑田社長は「どんどん試験を繰り返していくほどデータの資産がたまっていく」などと話した。