ことし2回の優勝に、大関昇進で、看板力士となった大の里。中高6年間を過ごした新潟県糸魚川市のイベントには、多くの人が集まった。大の里は、自分の成長と自分の地位がまだ追いついていないなどとした。秋巡業中に感染症にかかり、稽古ができない期間が続いた。先月30日に、本格的な稽古を再開した。九州場所初日に間に合うか不安もあったという。師匠の二所ノ関親方は、稽古場から、大関としての自覚を持つように求めていた。自らが土俵にあがり、ぶつかり稽古をつけていた。大の里は、大関になっても、ここまでぶつかりで転がしてくれる親方には感謝しかない、肌と肌を合わせて感じるものがあったなどと話した。九州場所まで1週間、大関・琴櫻との稽古に臨んだ。20番とって、11勝9敗と上々の仕上がり。大の里は、目標はここではないと思って稽古に励んでいる、その成果が発揮できればいいなどと話した。あすは、3場所ぶりに幕内に復帰した尊富士の九州場所にかける思いを伝える。