北九州市のスタジアムでは若者たちが平和への願いを込めて描いた作品が展示されている。ミクニワールドスタジアム北九州できのうから行われ、世界の若い人たちが平和への思いを込めた作品13点が展示されている。作品はピカソが無差別爆撃の非人道性を描いた「ゲルニカ」に合わせ、縦3.5m・横7.8mのキャンバスに描かれた。アメリカの中・高校生の作品は「平和」の漢字と共に日米の国旗ややわらかい表情をした着物姿の女性が描かれている。また、長崎や中国の中・高校生などが描いた作品は中央に大きな虹が描かれ、日本の虹が7つの色、中国の虹が5つの色で描き分けられ、両国の文化の違いが表現されている。展示会を企画した中嶋さんは「たくさんの方に子どもたちが本当に心を込めて平和を願って描いた作品を見ていただきたい」と話した。展示は今月11日まで行われている。