今年7月、佳子さまは東京都障害者ダンス大会に出席し、参加者とともに歌やダンスを楽しまれた。各地で開催される式典への臨席など、数多くの公務に励まれ、近年、その活動の幅を広げている。皇族の大切な役割は、天皇陛下を補佐すること。天皇誕生日を祝う茶会の儀では、各国大使らを熱心にもてなされていた。国際親善でも女性皇族は重要な役割を担う。国の顔としての振る舞いが求められる。皇室の人数が減っていく中、公務の多くを女性の皇族が担っている現状で、佳子さまは様々な行事や式典に招かれる機会が増えている。結婚し皇籍を離脱した姉・小室眞子さんから引き継ぎ、2021年からは日本テニス協会の名誉総裁も務められている。天皇が象徴となった戦後、皇室の役割も時代とともに変化が求められ、その在り方の模索が続けられてきた。女性皇族の多くが様々な団体の要請を受け、総裁や名誉総裁などに就任、その活動の普及を後押ししている。皇室の研究をしている河西秀哉准教授は役割に重要な意味があるという。