子どものメンタルと母親の更年期症状を解説。国立成育医療研究センター 女性の健康総合センターが調査した。森崎菜穂室長は、子どものメンタル問題の研究で周囲の大人のメンタルが大きく影響することが分かってきたとし、治療法は確立しつつあるので母親の更年期症状との関係が科学的に明らかにできれば症状改善を通じて子どものメンタルを守るのに役立つと考えたとしている。母親と子ども1541組を分析したところ、母親の4人に1人が医師の診察が望ましい症状を抱えていた。母親からみた子どものメンタルヘルスは、行動面ではカッとなったりかんしゃくを起こしたりすることが良くある、よく嘘をついたりごまかしたりするなど。情緒と仲間関係では真新しい場面で不安や自信をなくすなど。子ども自身の抑うつ、ネット依存のリスクについて、母親の更年期症状がなしから軽度とした場合、重度の場合ではリスクが高い。母親の更年期症状の悪化と子どものメンタル悪化は相互に影響し合う面もあり、母親自身の健康ケアが子どもメンタル改善にも役立つ可能性がある。更年期を軽く見ず受診検討を。更年期症状のチェックリストを公開。今回の調査結果では、症状が中等度以上以上の人は実際に受診するのは10%未満。更年期症状は個人差が大きく、家庭や職場など周囲の理解と支援が欠かせないと女性の健康総合センター・小宮ひろみセンター長は指摘する。
