11月28日、東京・小平市にスーパー業界を変える新たな店が誕生した。その名も「トライアル西友」。オープンを待ちわびた人たちで店内はあっという間に一杯になった。価格の高騰が続くタコが100g213円と破格の安さである。お得用のフライドポテトや店内調理にこだわった弁当や惣菜も店の売りで出来立ての「ロースかつ重」がなんと299円であった。売り場に並べる前からお客の手が伸び、すぐに売り切れた。プライベートブランドに至っては激安商品が並んでいた。普段買うかどうか悩む贅沢品が次々売れていく。商品で溢れんばかりのカゴが店内のあちこちにあった。実はこのお店、2つのスーパーが融合して生まれた第1号店である。生みの親は九州の若き風雲児・永田洋幸社長である。7月、九州初のスーパー新興勢力トライアルHDが名門老舗スーパー西友を3800億円で買収。売上高は1兆円を超え、食品小売では「セブン&アイ」「イオン」に次ぐ業界3位に躍り出た。この買収劇で一変したスーパーの勢力図で私たちの買い物の常識はどう変わっていくのか。
