近年高速道路のSA・PAの大混雑で駐車スペースが不足する問題が起こっている。こうした状況を受け、一昨日NEXCO東日本など高速道路各社がSA・PAの駐車スペース不足の対策を発表した。一定時間以上の駐車の有料化などを検討しているとのこと。東名高速の豊橋PAでは、トラックのみを対象として有料化の実証実験を2021年から行っている。実験を行うと利用率が78％から98％に増え、駐車スペースの回転率が高まったという。ただトラックドライバーは1日に8時間以上の休息が義務付けられており、仮に全駐車スペースが有料化されれば、長時間休息のためのコストが増え、高速を降りて他の駐車場を探すようになるのではないかなどの懸念が上がっている。また専門家は一般ドライバーでも1時間以上休息を取りたい人がおり、有料化されれば無理な運転が増えて結果的に事故が増えるのではないかとも指摘した。高速道路機構の担当者は長距離ドライバーについては配慮が必要だと考えているとし、あらゆる可能性を検討していくと話している。