実在した動物との絆や命を記憶に残す動物彫刻家に密着。彫刻に込めるその思いとは。動物の彫刻家・はしもとみお。アトリエで愛犬と暮らしている。彼女が表現するのは生命感。今にも動きだしそうな木彫りの動物たちに、思わず触れたくなる。動物たちの命を記憶に残したい。はしもと「その子を思い出すきっかけとなる。明かりをともすような魂の器を作りたい」。三重県いなべ市、動物の彫刻たちに囲まれたアトリエ。はしもとの彫刻は、1本の丸太から削り取り、生み出されていく。正確さを求めだすと生命感が欠ける。荒削りな部分にこそ、その子らしさがあるという。電気を消し光の当たり方を変えたり、距離を取って眺めることで彫り具合を確認する。はしもとは、名前がある実在の動物たちのにじみ出る個性をかたどった肖像彫刻を制作している。ねこの彫刻「椿」について紹介。
はしもとは兵庫県出身。幼いころから動物が大好きで、将来は獣医師を夢みていた。しかし、15歳のとき阪神淡路大震災に見舞われた。はしもと「失ってしまった命は戻ってこない。死者に対する何か仕事ができないものかって切り替わった」。はしもとには知ってもらいたい命がある。フランスの猫「フェリセット」。1963年、ロケットで宇宙に打ち上げられた。宇宙での動物実験のために命をささげてくれた猫。大きな彫刻を彫るには体力は1日3時間が限界。月をボールに見立てて遊ぶ、宇宙に行った猫「フェリセット」が完成した。思いを込めた彫刻は自分の手で届ける。たった一つのかけがえのない命。その輝きは見た人の心に生き続ける。
はしもとは兵庫県出身。幼いころから動物が大好きで、将来は獣医師を夢みていた。しかし、15歳のとき阪神淡路大震災に見舞われた。はしもと「失ってしまった命は戻ってこない。死者に対する何か仕事ができないものかって切り替わった」。はしもとには知ってもらいたい命がある。フランスの猫「フェリセット」。1963年、ロケットで宇宙に打ち上げられた。宇宙での動物実験のために命をささげてくれた猫。大きな彫刻を彫るには体力は1日3時間が限界。月をボールに見立てて遊ぶ、宇宙に行った猫「フェリセット」が完成した。思いを込めた彫刻は自分の手で届ける。たった一つのかけがえのない命。その輝きは見た人の心に生き続ける。
住所: 栃木県日光市山内2388-3
URL: http://www.khmoan.jp/
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