美子皇后は洋装化してから逝去するまで、公式の場で和装の姿を見せることは一度も無かったという。文化財の保存、修復に取り組むモニカ・ベーテさんは美子皇后の大礼服を修復するプロジェクトでリーダーを務めた。大礼服はヨーロッパ製と考えられてきたが、生地の補強材として使われた和紙に日本語が記されていた他、小林綾造が大礼服の生地を作ったという史料などを勘案すると、ベーテさんは大礼服は日本製と分析する。
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