東京都は今日、水素で走るFCV・燃料電池車の普及に向けたイベントを開催。普及の柱として掲げたのFFCVのタクシーの大量導入。小池都知事は「この取り組みを皮切りにTOKYO H2プロジェクトを展開していく」などとコメント。東京都は4月からFCVのタクシーへの補助金制度を新設。さらにトラックやバス向けの補助金も拡充させ商用車全体で5000台の目標を掲げている。トヨタ自動車・佐藤恒治社長は「水素が普及するには2つの壁がある。認知の壁とエネルギーコストが需要に見合うか。認知の壁はタクシーが走ることで気づきを得られる」などとコメント。普及に向けて課題は山積みで車両価格が高いほか、燃料を供給する水素ステーション数は全国でわずか151か所。水素燃料の価格の高さも足かせになっている。今回、東京都は政府に先駆けて補助金を支給しFCV普及を後押しし将来的には一般向けへの拡大を狙う。
