今週7日に告示される立憲民主党の代表選挙は、これまでに枝野前代表と野田元総理大臣の2人が立候補を表明している。両氏を巡っては、リベラル系の議員で作る最大グループが枝野氏への支援を軸に対応することを決めたほか、きのうは小沢一郎衆議院議員が野田氏に対し、“自らを中心とするグループが支援する”と伝えるなど、議員グループの動きも活発になっている。一方、立候補の意向を固めている泉代表はきのう、党の選挙管理委員会に提出する動画を撮影する様子を公開し“必ずや政権交代を実現する”と訴え、再選を目指す考えを強調した。また、江田元代表代行と衆議院当選1回の吉田晴美氏も立候補に意欲を示している。3日後に告示を控える中、3人はみずからに近い議員と連日対応を協議しているほか、党所属の議員に支持を呼びかけるなど、立候補に必要な20人の推薦人の確保に引き続き全力を挙げている。さらに、3人に近い議員どうしが党内情勢を巡り連絡を取り合って意見を交わすなど、それぞれの動向を探り合う展開が続いている。