- 出演者
- 糸井羊司 副島萌生 晴山紋音
オープニング映像。
石破内閣に対する不信任決議案について立憲民主党の野田代表は見送る意向を明らかにした。小沢一郎衆院議員は理解に苦しむなどと言った。
天皇皇后両陛下が即位後初めて、被爆地の広島県を訪問して、被爆者などと懇談した。天皇皇后両陛下は広島県・三原市では、車の中から多くの人々に笑顔で手を振って応えた。広島市の平和公園では、慰霊碑に花を供えた。人々が、「平和を願って貰えるといい」「被爆者の気持ちに立って(話を)聞いてあげて欲しい」などと話した。天皇陛下は、昭和52年には長崎市、昭和56年には広島市を訪問した。令和3年の記者会見では、「先の大戦で世界で唯一の被爆地となった広島、長崎には、永く心を寄せていきたいと思います」と述べた。両陛下は今日、新たに設けられた被爆遺構の展示施設を視察したり、原爆資料館を訪ねて、日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)が去年、ノーベル平和賞を受賞した時の賞状のレプリカなどを視察した。そのレプリカの前で、ある男性が両陛下に「核兵器も戦争も無い世界の人間社会を求め、共に頑張りましょうと、そういうメッセージを発信された」などと説明した。さらに両陛下は、被爆者・伝承者と懇談した。14歳の時に被爆した梶本淑子さん(94)は、「真剣に聞いて下さるお姿で、本当に嬉しく思った」などと話した。13歳の時に被爆した才木幹夫さん(93)は、「時間をオーバーして資料館を御覧になり、私達にも本当に親しく話を聞いて貰い、十分に被爆状況を感じていると思う」などと話した。両陛下は9月には、長崎を訪問する予定。
各地が猛暑日を迎える中、熱中症で搬送される人の数を予測し予防に繋げようとする取り組みが、始まっている。和歌山県では4日連続で、熱中症警戒アラートが出た。和歌山県では、路上の警察官が首に冷却グッズを装着していた。熱中症対策として、県警察本部が取り入れている。栃木県・壬生町の壬生小学校では、小学生たちが日傘を差して登校していた。味生小学校の遠藤貴子教頭が、「傘を差す事で、少しは暑さを凌げる」などと話した。京都市・左京区では、川の清流の上で食事ができる「川床」に観光客が増えている。川床で食事を楽しんだ人々が「すごいリラックスできて涼しい」などと話した。鹿児島県の奄美地方では、梅雨明けが発表された。今日、岐阜県・多治見市、群馬県・桐生市、愛知県・名古屋市などでは、3日連続で猛暑日となった。熱中症の疑いで亡くなる人も相次いでいる。岐阜県・池田町では、90歳の男性が熱中症の疑いで亡くなった。男性は畑の中で倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。こうした中、「熱中症搬送者数予測サイト」というサイトでは、熱中症で搬送される人の数を予測している。名古屋工業大学の研究グループが、過去の気象・搬送人数データ・人口などを考慮して、熱中症の搬送者の人数がどれぐらいになりそうなのかを、そのサイトの地図上に色分けして表示している。名古屋工業大学の平田晃正教授が、「熱中症のリスクを可視化している」などと話した。明日も西日本を中心に、猛烈な暑さが見込まれている。
自民党は、参院選へ向けて公約を発表した。自民党の小野寺政調会長が会見で、公約について説明した。公約では、「強い経済」「豊かな暮らし」「揺るぎない日本」を掲げている。そして公約には、「成長分野への投資・観光振興・農林水産物の輸出拡大など、2040年までにGDPを名目で1000兆円にする」、「国民の平均所得を5割以上、上昇させる」、「実質1%、名目3%の賃金上昇率を達成し、2030年度に約100万円の賃金増を目指す」、「国民1人あたり2万円の給付、子供・住民税非課税世帯の大人に2万円加算」、「マイナンバー活用などで手続きの簡素化・迅速化に努める」、「アメリカの関税措置には、企業の資金繰りや雇用維持の支援など、緊急対応パッケージを着実に実施する」、「中東情勢の緊迫化を踏まえて、ガソリン価格などの定額引き下げを実施する」、「農業分野では、コメの安定供給・円滑な流通確保へ、総合的な備蓄体制を確立し、農家が安定して経営できるように政策を見直す」、「違法外国人ゼロに向けて取り組みを加速し、外免切替の厳格化などを盛り込む」などの内容が含まれている。小野寺政調会長が会見で、「暮らしを豊かにという、政治にとって重要な使命、我々の目標の事柄を掲げる」「2030年度に、賃金が約100万円増加する事を目指す」などと話した。
ロシアと北朝鮮が軍事支援に関する条約を結んでから1年が経過したのに合わせて、北朝鮮のメディアは今日、北朝鮮とロシアの関係について、真の同盟関係に昇格したと発表した。こうした中、ロシアによるウクライナ侵攻を北朝鮮が支えている実態が、明らかになった。16日夜から17日にかけて、ロシア軍の大規模な攻撃により、ウクライナ・キーウで28人が死亡した。18日にキーウでリポーターの田中顕一さんが、ミサイルの残骸を取材した。それは北朝鮮製のミサイルだった。ロシアは今年3月までの1年半あまりで、北朝鮮から供与された弾道ミサイルを使い、キーウ、ハルキウ、ドニプロなどのウクライナ各地を攻撃した。キーウの犯罪科学研究所のミサイルの調査担当者が、「ロシアは大規模な攻撃をする為の、自国製のミサイルが足りていないのだろう」などと話した。ウクライナのメディアが1月に公開した、ロシアの極東とされる映像には、北朝鮮製の自走砲と見られる物が映っていた。NHKはウクライナ軍の情報機関から、北朝鮮製の自走砲のロシア語のマニュアルとされる資料を入手した。その資料は、ロシア陸軍の砲兵部隊などが作成したとされている。その資料を分析した専門家は、本物と見られるとしている。ロシア軍事に詳しい東京大学の先端科学技術研究センターの小泉悠准教授は、「軍事協力が非常に深いレベルに来ている」などと話した。一方、北朝鮮もロシアから軍事技術などの支援を受けているとの見方もある。北朝鮮は今年4月と6月に、5000トン級の新型駆逐艦を相次いで進水させて、超音速巡航ミサイルなどの発射実験を実施した。韓国の政府系シンクタンクの研究委員は、それらがロシアの兵器と類似していると指摘している。韓国の政府系シンクタンクである「統一研究員」のホン・ミン研究委員が、「北朝鮮がロシアの支援を受けて通常兵器の現代化を進め、それが核兵器にも転用可能な場合、相当な脅威となる」「日米韓3か国は、情報共有・共同訓練など安全保障協力を強化する必要がある」「外交的アプローチを通じて、北朝鮮とロシアの協力を弱めたり、形骸化させたりする取り組みも必要だ」としている。
農林水産省は、全国で販売されるコメの平均価格について、これまで公表してきた2週間前のものより新しい、民間企業が集計した1週間前のデータを公表した。15日までの1週間では、5キロ当たり税込み4046円で、前の週から90円値下がりした。4週連続での値下がりとなる。農林水産省は、新たな民間データを毎週公表する。
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国学院大学の博物館などは今日、「大山古墳の副葬品と見られる小刀と甲冑の破片が見つかった」と発表した。小刀は長さ10.6cmで、鞘の中には鉄製と見られる刀身が残っている。鞘はヒノキを銅板で覆った物で、金のメッキが施されている。大山古墳の副葬品の実物としては唯一の物であり、古墳の実態解明に繋がる貴重な発見として注目される。大阪府・堺市の大山古墳の映像、大阪府・堺市の堺市博物館の映像が映った。
気象予報士の晴山紋音がスタジオで、全国の気象情報を伝えた。
糸井羊司と副島萌生がスタジオで、明日以降の天気について話し合いながら、エンディングとなった。