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「小泉八雲」 のテレビ露出情報

出雲大社から東におよそ30km、島根県松江市の中海と宍道湖をつなぐ大橋川から旅がスタート。小泉八雲は明治23年8月30日、40歳の時に蒸気船で松江に到着。松江で1年3カ月暮らし、妻のセツに出会った。現在放送中の連続テレビ小説ばけばけではヘブンが松江に到着したシーンも描かれた。八雲が最初に宿泊した富田旅館は残っていないが、現在は同じ場所で別の旅館が営業している。今も変わらない景色のひとつが宍道湖で、大きさは東京ドーム約1700個分にも及ぶ。小泉八雲は1850年にギリシャ・レフカダ島で生まれ、幼少期はアイルランドで生活していた。39歳で来日し、松江に教師として赴任。慣れない異国の地で身の回りの世話をしたのが小泉セツだった。八雲は教師をしながらセツと二人三脚で執筆活動を行い、日本の古い文化や伝統を広く世界に紹介した。
町のシンボルは松江城。松江はお茶の町としても知られていて、お城の近くにある茶屋では郷土料理のぼてぼて茶などがいただける。松江城のお堀をめぐる遊覧船は全長約3.7kmのコースを約50分かけて進み、船ならではの景色が楽しめる。松江城の築城は1611年で、全国に5つしかない国宝の城のひとつに指定されている。城は八雲の毎日の散歩コースで、城の北側にある城山稲荷神社にある狐の石像がお気に入りだったそう。松江城から南西に約1kmにある月照寺にはその昔恐れられた大きな亀がいる。ここは江戸時代の松江藩主の菩提寺で、藩主が可愛がっていた大亀の像を作ったところ、夜になると町で暴れて人を食らうようになったそう。住職が藩主の功績を刻んだ石碑を亀の背中に置いたところ鎮まったと伝わっている。小泉八雲は日本の怪談に愛情や慈悲の心など普遍的なメッセージを見出し、多くの作品を残した。松江観光協会が主催して怪談の舞台を巡る松江ゴーストツアーも行われている。
松江はしじみが有名で、しじみが漁れる宍道湖は20を超える川から流れ込む淡水と日本海からの海水が混じり合う汽水湖。塩分濃度は海水の10分の1ほどで、ヤマトシジミの生育に丁度よい塩加減なのだそう。しじみ漁師によると漁っていいのは一日2箱・約90kgまでで、他にも禁漁日などが設けられているそう。漁から帰ると自宅で大きさや中身の有無などの選別作業を行い品質管理を行っているとのこと。
八雲とセツが暮らしたのは松江城の北側のお堀沿いにある武家屋敷で、隣には記念館も併設されている。案内してくれる小泉凡さんは八雲のひ孫にあたるそう。凡さんによるとこの場所は2人が5カ月半ほど住んだ家で、八雲には日本庭園のある武家屋敷に住みたいという願いがあったという。そもそも八雲が日本に興味を示したのはアメリカで新聞記者をしていたときに英訳された古事記を読んだのがきっかけで、当時から大勢の神々が集う出雲に心惹かれていたそう。セツとの出会いは松江で八雲の身の回りの世話をするためセツが住み込みで働くようになったことで、言葉の壁を乗り越えてやがて結婚に至った。セツは多くの物語を集めて夫に語り聞かせ、そうした話を八雲が英語で綴ったのが著書の怪談となる。
松江の城下町には八雲とセツの暮らしぶりが分かる場所が今も残っている。松江大橋のすぐ側に今でいうスーパーのような店があり、店主によると八雲はビールが好きで女中などに買いに来させていたのではないかとのこと。また酒と一緒に羊羹などの和菓子を食していたそう。八重垣神社には素戔嗚尊と稲田姫命が祀られている。ここを訪れた人は鏡の池での占いが目当てとのこと。この神社は八雲の名前と深く関わりがあり、八雲は素戔嗚尊が詠んだ日本最古といわれる和歌から名前をとったと言われているそう。
松江市島根町加賀には船でないと行けない仏の潜戸という洞窟がある。ここは何百年も前から幼くして亡くなった子どもを供養する場所となっていて、八雲は実際に洞窟内に入り興味深い体験をしたという。また八雲は美保関町をこの世のものとは思えないほど可愛らしい小さな入江と呼んで愛したそう。美保関は江戸から明治にかけて北前船の風待ち港として栄え、一日に1000隻の船が出入りしたそう。ここには八雲が愛した日本の原風景を感じられる場所が残っている。1000年以上の歴史がある美保神社には事代主神と三穂津姫命が祀られている。 事代主命は海上安全や商売繁盛の神様として有名だが、音楽の神様でもあるため楽器を奉納する風習があるそう。また八雲が愛した日本の祈りの原風景が今も残っていた。
続いて一畑電車で八雲が行きたいと願っていた出雲の中心へと向かう。出雲市東部の斐川町には伝統的な風習が残っている。あちこちに神様がいるとのことで、波知神社の宮司を務める橋本さんに案内してもらった。続いて訪れた稲佐の浜は有名な国譲り神話の舞台となっている。出雲大社は日本最古の神社のひとつで明治以前は杵築大社と呼ばれていて、八雲は赴任から2週間後に訪れたそう。参拝者は八足門までしか入れないが八雲は西洋人として初めて本殿まで入ることが許され、宮司に直接話を聞くことができたという。
出雲といえばお蕎麦が名物。蕎麦の実の殻ごと挽くのが美味しさの秘密で、寒い時期には釜揚げそばがオススメとのこと。また島根は温泉も名物で、奈良時代から多くの名湯があることで知られていた。島根県太田市に八雲が訪れたことのある温泉町がある。薬師湯の温泉は湯冷めしにくい泉質で疲労回復や関節痛などに効果があるとのこと。また龍御前神社では島根県で盛んな神楽という伝統芸能が行われていた。元々神楽は神様に奉納するための神事だが、神様にまつわる伝説がエンターテイメントになっているところが愛されている理由かもしれない。
新年を迎えるにあたり出雲では大切な食材の採取が始まる。それが十六島海苔で冬の限られた時期にこの場所でしか取れないそう。1000年以上前から海苔の産地として知られる十六島でこの海苔が取れるのは12月~2月までで、海が荒れると漁ができないためとても貴重とのこと。丸餅にこの海苔だけを乗せ、出汁で食べるのが出雲地方のお雑煮だそう。年末の美保関町では一年を締めくくるため諸手船神事という神事が寒空の中およそ1時間行われた。最後に訪ねるのは国譲り神話の舞台となった稲佐の浜。八百万の神をこの地に迎える神迎神事が行われた。出雲には神々とともに暮らす人々の営みがいまだ残っている様子だった。

他にもこんな番組で紹介されています…

2026年1月1日放送 7:20 - 8:58 NHK総合
超体感!八雲が愛した神々の里(オープニング)
オープニング映像。

2025年12月24日放送 14:05 - 14:50 NHK総合
列島ニュース連続テレビ小説 ばけばけ ウラバナシ。
「ばけばけ」の舞台裏を伝える。出てきた怪談(鳥取の布団・飴を買う女)は小泉八雲の本からの引用でしょうか。「知られぬ日本の面影」に収録されている。鳥取の布団はセツが小泉八雲に伝えたとされている。

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