6月、日本インカレで1500m・5000mの2冠を成し遂げた早稲田大学の駅伝主将・山口智規さん。日本選手がこの2種目を同時に制すのは史上初の快挙。駅伝への思いを抱く山口さんの一番の応援団は父。千葉・銚子市出身。子どもの頃は野球少年。陸上経験者の父の影響で走ることに楽しさを見出していた。中学生になり野球に打ち込む一方で体作りに一環で陸上部にも入った。力を付け県大会優勝。どんな試合にも父は必ず足を運んだ。高校からは陸上に専念することを決意。進路についても父が熱心に調べてくれた。高校1年生にして5000m13分代を記録。トラックで活躍し全国でも知られる存在となった。早稲田大学に入学。トラックで世界の舞台に立つためスピードとスタミナを磨いた。監督の支えもありトラックでは学生トップクラスのランナーに成長。2年生でデビューした箱根駅伝で2区を任されると早稲田大学記録を29年ぶりに更新。早稲田大学のエースへ駆け上がっていった。前回大会、2年連続で2区を任された。4位でタスキを受け区間12位と7つ順位を落とした。総合4位の結果に悔しさが跳ねない。ラストイヤーは駅伝主将の重責を担うことになった。今年の早稲田大学は戦力が充実。15年ぶりの箱根駅伝総合優勝へ機運は高まっている。出雲駅伝で山口さんは2区。10位でタスキを受け2位に浮上した。トップでタスキリレー。大学駅伝で初めて区間賞に輝いた。活躍を本人より喜んだのが父。
