ポスト岸田を選ぶ自民党総裁選がきょう告示される。今の制度になって最多、9人による選挙戦となる見通し。自民党では間もなく候補者の推薦届けの受け付けが開始され、過去最長となる15日間にわたる選挙戦が始まる。総裁選にはこれまで9人の候補が正式に出馬を表明していて、ポスト岸田レースはこの9人による争いとなる構図がほぼ固まっている。総裁選は国会議員票367票、党員や党友による地方票367票の合わせて734票で争われ、過半数を取る候補が出なければ上位2人の決選投票となる。派閥の裏金事件を受け政治不信が広がる中、政治改革や党改革が争点となる他、経済や安全保障、社会保障など幅広いテーマをめぐり論戦がかわされる。きょう午後1時から各候補は、国会議員や都道府県連の代表者らを前に所見発表の演説会を行い、その後、テレビ局での討論会を行う予定。あす以降は全国各地での演説会などを予定しているが、9人の立候補となれば現制度では最多となり、混戦は必至とみられている。事実上、次の総理大臣を決める自民党総裁選は、今月27日に投開票。