兼業農家「侍タイムスリッパー」安田監督は「農家の惨状は農政に振り回された結果。しわ寄せの責任を取ってほしい」と話した。日本アカデミー賞最優秀作品賞の映画「侍タイムスリッパー」の紹介。2年前父が亡くなり、京都の実家に戻りコメ農家を継いだ。安田監督は「この時期は8割が農家。2割が映画を含めた色んな仕事をやっている」「機械の償却分などを含めると年間大体70万円ぐらい赤字」と話す。コメの買上げ価格が低いため30キロのコメは1000円近い赤字。小泉農水大臣の小売価格5キロ2000円程度という政策に安田監督は「一時的なことで今後ずっと回避できるような問題ではない」「買上げ価格を数倍上げて、消費者に安く下ろす国策として主食を守る意味で政策の転換の中でやっていかないと難しい」という。