昨日午後、党首討論が行われた。立憲民主党・野田佳彦代表と石破茂総理大臣、ともに67歳の2人が対峙した。論点は「政治とカネ」。政治資金規正法上の不記載の議員(裏金議員)の公認の対応について「相当以上を非公認とすると言っていたのに裏金議員で公認される人は30人超」と追及。石破総理は「裏金ではなく不記載。当該議員は、それを正した」と説明。野田代表「非公認で立候補し当選した場合、追加公認するのか?」との問いに、石破総理は「主権者である国民が判断した場合は公認する」と返答。石破総理の答弁に何度もどよめきやヤジが飛び交った。野田代表は「裏金隠し解散」と批判。党首討論。度重なる災害に甚大な被害が出ている能登地方をめぐり立憲民主党・野田佳彦代表は「あの被災地を見て選挙できると思ったのか。その目は節穴か」と追及、石破総理大臣は「この選挙の執行に関して責任を持ち万全を期す」と返答。日本維新の会・馬場伸幸代表は「猫の目解散。総理総裁の言う事がくるくると変わる解散。アジア版NATOをやりたいと言っていたが総理になった瞬間に考え方は雲散霧消している」、石破総理は「独裁政党ではない。総裁の思いがそのまま政策になるわけではない」と返答。馬場代表「裏金議員は衆議院だけではない。参議院にもたくさんいる。参議院議員も同じ物差しで公認非公認を決めるのか」、石破総理は「衆議院と参議院と違う対応をすることはない」と返答。日本共産党・田村智子委員長は日本社会の在り方について「最低賃金の大幅な引き上げのためには中小企業の直接の支援が必要」と訴えたが、石破総理は「目指すところは一緒だと思う。全体主義国家、社会主義国家ではないので政府が主導して直接お金を払うやり方が必ずしも正しいと思ってはいない」と返答。党首討論。国民民主党・玉木雄一郎代表は石破総理大臣が廃止を含めて議論するとしていた政策活動費について「衆議院選挙で政策活動費は使わないと明言してほしい」と訴えた。石破茂総理大臣は「適法な範囲内で現在認められている政策活動費は使う可能性は否定しない」と説明。