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「小笠原伯爵邸」 のテレビ露出情報

宮越家から北へ7キロ先には十三湖が。日本海に面した汽水湖で、この風景をこよなく愛した正治のために小川三知は珠玉の作品に仕上げた。直径112センチに輝く十三湖は湖面に浮かぶのは帆掛舟。近景の松は日本画の如く流れる線で描かれている。注目スべきは湖面のきらめきで光を放っている。秘密は裏にあり、空のガラスと水のガラスは同じ色だが違って見えるのは、ラファージ技法を使用しているからだという。単色のガラスと表面に凹凸のガラスを重ねてみせる技法。こうしてガラスを重ねることで、一枚では出せない色合いになり水面にさざ波が立ってゆらゆらと光り輝いたようにみえる。三知がアメリカで学んだ最新技術を使っている。帆掛け船はあえて帆の部分に鉛線をつけたが風を感じるためだという。また三知の名前がそれほどに伝わっていないのは太平洋戦争などによって壊れやすいステンドグラスが壊れてしまったためだという。東京には三知の作品が残っている。東京の小笠原伯爵邸の客間の窓や安藤記念教会の祭壇にはステンドグラスであしらわれたしらゆりがなどがある。宮家のステンドグラスは風呂場にも。窓には川柳が風に揺れカワセミがその木にとまっている。
住所: 東京都新宿区河田町10-10
URL: http://www.ogasawaratei.com/

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年4月30日放送 15:40 - 16:54 テレビ東京
よじごじDays時代を代表する!おもてなしの名建築
「小笠原伯爵邸」は小笠原長幹の邸宅でアーチ状の窓などを特徴としたスパニッシュ建築。外壁にはカラフルなタイルの壁画があしらわれている。設計したのは曾禰中條建築事務所。現在はスペイン料理レストランとして利用されている。当時は客間だった部屋には日本のステンドグラスの創始者・小川三知の作品が飾られている。
「小笠原伯爵邸」の喫煙室は幾何学模様が凝らされている。配置[…続きを読む]

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