岡山で暮らす56歳のかおりさん。50歳の時、若年性アルツハイマー型認知症と診断された。夫の真吾さんはトラックドライバーとして働きながら自宅で介護を続けている。朝6時に出勤し、デイサービスが来る8時半まで一人で過ごすかおりさんと見守りカメラでやりとり。誤って外に出てしまわないよう、遠隔操作できるスマートロックにするなど仕事中でもサポートできるようにしていた。真吾さんは「だんだん慣れてくる。丸くならざるを得ない。母さんと一緒にいるのが楽しい」などと話していた。しかし最近の心境は、今はトイレが難しくなったり、言うことが理解できなくなってきて夜中寝られないという。「一生一緒にいたい」気持ちが100だが、失敗して掃除する自分はゼロになるので嫌が100で難しい気持ちだという。デイサービスは送迎の時間が決まっているため、真吾さんが不在の約6時間1人で過ごさなければならない。見守りカメラの声掛けだけでは自力での介護が難しくなったため、今月から新たな介護サービスの利用を決めた。小規模多機能型居宅介護は、スタッフが24時間対応できる体制が整っていて、デイサービスだけでなく、訪問介護や宿泊介護も受けられる。真吾さん自身の心と介護にゆとりを持たせるための決断。認知症は些細な環境の変化で混乱を起こしやすいというのも症状の1つ。そのため自宅での介護にこだわってきたが、病気の進行で向き合い方を変えなければいけない状況。避けたいのは、介護疲れで家族も倒れてしまうこと。そのためかおりさんが1人の時間帯をなくすため新しい介護施設を利用しながら認知症対応型のグループホームを探し、離れて暮らすことも検討。動画で残す記録が、他の認知症患者の家族の支えになればと始めたSNS配信。認知症が判明してから当たり前だった買い物や車の運転はできなくなった。一方で昔の記憶は忘れにくいと言われている。残っている思い出を忘れないでほしいと、真吾さんはドライブ旅行へ連れて行った。目的地は29年前に結婚式を挙げた思い出の場所。かおりさんの記憶をたどる旅で、2度目の結婚式を挙げた。続きは来週水曜日放送予定。
