TVでた蔵トップ>> キーワード

「少年倶楽部」 のテレビ露出情報

愛国教育の問題を題材にした本を多数手がけてきたノンフィクション作家・山中恒氏93歳。かつては自身も軍国少年だったという。当時の国や大人たちは、子どもたちに何を求めていたと思うか?。山中氏は「わからない。陛下の御為に死ぬことを求めていたのかね」と語った。戦意高揚をあおる空気は教育だけでなく娯楽にもあった。特に影響を与えていたのが雑誌。当時、子供たちが夢中になって読んでいたのが「少年倶楽部」。中身は訓練に励む少年兵の写真や勇敢に戦う兵士の物語など軍事一色。少年向け雑誌にもかかわらず、手りゅう弾の構造や投げ方までもが詳しく掲載されている。山中氏の自宅の書庫には、こうした雑誌や本が2万点以上も並ぶ。太平洋戦争が始まる年に創刊された「航空少年」には、飛行兵を目指す少年(国民学校高等科2年生)の手記が掲載されている。戦争が終わってからひっくり返ったことについて山中氏は「大人全体に対する怒り。教師に騙され、国家に騙された」と語った。

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.