来年春に卒業する大学生や大学院生を対象にした企業の採用面接は、政府が決めたルールできょう開始される。情報サービス大手が4月下旬に発表したところによると、求人倍率は1.71倍で前の年の同じ時期の1.58倍よりも0.13ポイント上回っている。コロナ禍からの回復に伴い企業の採用意欲の高まりが顕著になっていて、人手不足が続く建設業や小売業だけでなく、中小企業を含めて求人の動きが広がっている。人材不足が続く建設業や小売業だけでなく、中小企業を含め求人の動きが広がっている。政府のルールによる開始時期より前に採用面接を前倒しして行う企業が増加している。大学生の内定率は、5月中旬の時点で72.1パーセントと、前の年の同じ時期より6.7ポイント上昇している。ルールと実情の部分で乖離している。