中国ではかつて、断崖絶壁を登り命がけで通学する子どもたちがいた。中国・雲南省の山岳地帯にある尼珠河村に暮らす陳芸丹さん(8)が通う小学校は、切り立った崖の上にある。谷底にある村と小学校の標高差は約550メートル。通学はまさに命がけだった。村から学校までは片道3時間以上で毒蛇も出没したという。村に転機が訪れたのは3年前。地元政府がリゾート開発を誘致し、村に暮らす小学生たちの登校も変化した。巨大なエレベーターに乗り込むと中腹まで約2分で到達した。次に小型のロープウェーに乗る。子どもたちが通学で利用する様子は雲の上のスクールバスと呼ばれている。3時間以上かかっていた通学時間が30分に短縮された。村から小学校に通う6人は、10日間を小学校で過ごし、その後4日間は村に戻る生活をしている。芸丹さんの将来の夢は医師になること。
