日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン」は、陸上自衛隊とアメリカ海兵隊などが離島の防衛を想定して行う大規模な実動演習で、きょうから今月25日まで合わせて約1万9000人が参加して九州・沖縄などの各地で行われる。このうち防衛省は海上自衛隊鹿屋航空基地を、期間中訓練に参加する航空機の燃料補給や整備の拠点として使用するとしており、これまでに日米のオスプレイ9機が飛来している。鹿屋航空基地に駐機するオスプレイは、九州各地の演習場などで行う隊員・物資の輸送訓練に使われ、期間中鹿屋航空基地と訓練地との間を行き来する他、訓練に伴いアメリカ軍の関係者150人程が鹿屋市内の複数のホテルに宿泊し、事故などが起きた場合に速やかに連絡を行う現地連絡所が設置される。この他、県内では徳之島の前泊漁港でアメリカ海兵隊の無人艇ALVPを使った物資の輸送訓練なども行われる予定。今回の訓練にあたり鹿児島県はおととし12月、屋久島沖でアメリカ軍のオスプレイが墜落した事故も踏まえ、安全対策の徹底と丁寧な情報提供を行うことを求めている。