世界自然遺産の島・屋久島の登山道を取材班が進む。目指すのは屋久杉。台風の爪痕、異様な光景があった。人気登山ルートが閉鎖され1か月あまり。登山道を独自取材。推定樹齢3000年の弥生杉は今年8月、台風10号の影響で根元から折れた。登山ルートで人気の弥生杉コースは現在も閉鎖中だが特別な許可を得て撮影することができた。弥生杉は今は根しか残されていない。屋久島レクリエーションの森・保護管理協議会事務局・日高美智男さんは「年配の人も容易に行ける屋久杉だった。それが倒れたということは非常に悲しいしだいぶツアー客は減ると思う」と話した。地元は今後、林野庁の屋久島森林管理署を中心とした検討会を設置して対応を協議するという。