これまで好調な決算だった商社でも先行きが見通せなくなっている。JPモルガン証券チーフストラテジストの西原さんが解説。日銀の展望リポートが発表された正午すぎからマーケットでは1円50銭以上円安ドル高に動き伴って日経平均株価は上昇し406円高で取引を終えた。西原氏は「日銀は物価・経済見通しをトランプ関税の影響で市場想定以上の下方修正してきた。日銀の弱気に市場は驚いたし金融緩和が続きマーケットが動いた」とした。展望リポートの数値について西原氏は「日銀物価目標2%に届かないことを示している。トランプ関税のもたらす不確実性はそれだけ大きく、物価などに下押し圧力をかける。見通しは2027年度末でも1.9%で目標以下、目標自体も下振れリスクがあると植田総裁は会見で示した」などとした。