病気で枯れてしまった木々に再び、命を吹き込む活動を行っているのが地元に住む松本圭二さん。ナラ枯れと呼ばれ幹の内側が徐々に枯れてしまう樹木の伝染病の被害は全国に広がっている。こうした木は突風などで倒れる恐れもあって次々と伐採されている。そこで松本さんが始めたのはナラ枯れの木を使ったキノコの栽培。1本の丸太から200g以上が収穫できるというナラ枯れキノコ。ナラ枯れの菌は木の根元を中心に蔓延するためキノコ栽培には先端の部分を使うそう。生まれ育った地元が大好きだという松本さん。大切な地元の木を1本も無駄にしたくないと手探りでキノコ栽培に挑戦している。