子育て世帯の負担を軽減しようと神奈川・横浜市は、子育てに関わるさまざまな行政手続きをオンラインで行えるWEBサイトを来月から開設することになった。WEBサイトは横浜市が市内に住む妊娠中の女性や中学3年生までの子どもを育てている世帯を対象に来月1日から開設する。登録してアカウントを取得すると、児童手当の請求や小児医療証の交付申請などの手続きを区役所に出向くことなくオンラインで行うことができる。ほかにも子どもの年齢に応じて予防接種の時期やお薦めのイベント情報が表示されるほか、授乳室やおむつ交換台がある施設や子育ての相談ができる場所を検索する機能もある。来月の開設時点ではオンラインで行える手続きは9つだが、市はことし10月には出産費用と妊婦健診の補助申請なども加える予定で、来年度にかけて約50にまで増やしていく計画。ことし秋までにWEBサイトと同じ機能を盛り込んだスマートフォン用のアプリを公開する予定。横浜市・山中竹春市長は「デジタルを使い、子育て世帯のゆとりをつくる。全員が使ってもらえることを目指して“パマトコ”の便利さを伝えてきたい」と述べた。