全国で約146万人にのぼるとされるひきこもり状態の人。国は15年ぶりに支援の指針を作成した。大きく変わったのが家族への支援も重要だとしたこと。指針の作成に関わった専門家によると、親が引きこもりのこの考えを理解し、信頼関係が回復すると、子が自分の生き方を決められる事につながるという。20年の引きこもりから一歩踏み出した親子がいる。
山口県に住む長谷川さん(仮名)。31歳のときに仕事をやめ、自室にこもりがちになった。理由は親にも明かさなかった。父親は働かない息子に苛立ち、時には無理やり連れ出し、就職先を探した。20年状況が変わらない中、父親は家族支援の講座に参加。
山口県に住む長谷川さん(仮名)。31歳のときに仕事をやめ、自室にこもりがちになった。理由は親にも明かさなかった。父親は働かない息子に苛立ち、時には無理やり連れ出し、就職先を探した。20年状況が変わらない中、父親は家族支援の講座に参加。