やり投げの北口榛花選手は北海道・旭川市出身の26歳。身長は173cm。中学校までは水泳やバトミントンをやっていたそうで、過去にはパリオリンピックのバトミントン女子シングルスの山口茜選手と対戦したこともあるそう。そして高校の陸上部監督に誘われたことがきっかけでやり投げを始めたそう。自己ベストの記録が67.38mでこれが日本記録にもなっている。そして北口選手のここ最近の試合結果は去年の世界陸上競技選手権では日本人で初めて金メダルを獲得するなど数々の成績をおさめている。初出場でシーズンベストを記録し6位で決勝進出を決め北口選手は弾けるような笑顔だった。日本女子が決勝に進むのは57年ぶりだった。そしてきのうも予選で投げたあとの笑顔が印象的だった。強さのワケにはある出会いがあったそう。北口選手はチェコに拠点を置いているが、チェコはやり投げ大国で世界記録は男女ともにチェコの選手が持っている。北口選手は海外の勉強会で出会った若手の代表選手を指導しているシェケラックコーチに直談判し指導を受けているそう。その練習を見てみると助走のフォームのままハードルをまたいだりやりを持っていても投げずに走ったりするメニューが多いようだ。徹底的に下半身を鍛えるメニューを行っている。コーチは「北口選手の大きなマイナス要因は足。体を支えきれていない。走ることはやり投げ能力の60%。手だけではない。」と説明。女子のやり投げで使われるのは重さ600g、長さ2.3mのもの。北口選手が大会後に楽しみにしているのはパティシエのお父さんが作るケーキ。北口選手がリクエストして作ってもらうんだそう。スイーツが好きだそうで競技の合間にカステラを食べている姿も話題になった。決勝戦は日本時間の11日に行われる予定。