陸上女子やり投・北口榛花についてスタジオ解説。北口榛花は2023年の世界選手権で金メダルを獲得。これは日本女子史上初の快挙だった。今回は世界女王として五輪に臨んでいる。日本時間7日の予選では、1投目で62m58を記録。通過基準の62mを超えた。北口榛花は「もうちょっと投げたかった」と話した。日本時間11日に決勝が行われる。北口榛花は2019年に、練習拠点をチェコ・ドマジュリツェに移した。チェコは男女の世界記録保持者を擁する「やり投大国」。ジュニア代表コーチだったデヴィッド・シェケラックコーチに、直談判でアプローチしたという。シェケラックコーチの指導のもと、単身武者修行を経て、やり投界の最注目選手になった。現在世界ランキング1位。小林信也氏は「『筋トレを重視せず』の方針を始め、コーチのキャラクターもチェコの風土も北口にピッタリだった」と指摘。筋力アップよりも、肩の可動域を広げ柔軟性を高めることを重視した指導が、北口榛花に合っていたという。小林氏によると、重視しないとしつつも筋トレについてコーチが話してきたときに北口選手は反発したこともあったという。また子供のころは水泳とバドミントンをしており、好成績を残したこともあり、高校でやり投げを初めてからは朝泳ぎ、昼やり投げしまた水泳するなどしていたという。また、小林さんは、北口選手の投げ方については一度下げるという男子の選手でないとできない投げ方が強みだとコメント。