中室さんは、国民民主党の政策は基本的に現役世代の所得を増やすというところにフォーカスしていて、社会保険料の増加分を上回るような所得増を実現できてないところが問題なので、成長戦略が本当は今回の選挙で一番注目して然るべきところだったなどと述べた。その観点では、国民民主党の政策はバランスがとれているという。ただその中で唯一心配だと思ったのは、一旦国民に対して税額控除などをしたときに元に戻せるのかは重要な論点だという。AIのデータ分析ツールを使って国民民主党そして玉木代表にまつわるXでの投稿を分析。去年の衆院選の前後2ヶ月間は、「#手取りを増やす」「#国民民主党にワクワク」などポジティブな言葉が目立った。一方ネガティブは、「#国民民主党に騙されるな」「#不倫」などという言葉が投稿された。今年5月以降は、ポジティブなワードは「#現役世代から豊かになろう」、ネガティブなワードは「#山尾しおり」「#国民民主党にガッカリ」といった関連ワードが投稿されている。米重さんは、全体の量で言うと、去年の衆院選は非常にポジティブもネガティブも多いのが一目で分かるが、参院選に関しては比較的落ち着いた量になっている。ただ、参院選の期間が近づくほどポジティブの量が増えている。国民民主党の世論調査での支持率の中身は、だいたい20代や30代では政党支持率でトップになっているのが最大の強みになっているという。一方で、昨年スキャンダルな報道はされたが、そのあと支持率は維持はしていた。ただ5月頃の比例代表の候補者の擁立をめぐり支持率が下がって落ち着いたのが直近の状況なので、これを今後盛り返していくことができるかが世論に影響してくるかもしれないという。JNNの予測だと、少なくとも国民民主党が17議席なので目標を達成する可能性があり、今後ポジティブな世論の変化がある可能性があるという。