スルメイカは不漁が続いていたが、思わぬ豊漁に漁獲枠を拡大する動きも出ている。東京・八王子市にある淳ちゃん寿司では普段、北海道産のスルメイカを使っているが、最近は福島産を使っている。値段も2~3割安く仕入れられるという。今年6月、函館市の初水揚げはわずか数匹で初競りも中止となった。しかし状況は一転、函館市場の取り扱いは好調となり、青森や福島など太平洋側でスルメイカが豊漁。漁獲枠を拡大する異例の事態になっている。茨城・日立市にある井戸道丸漁業ではひと山500円で販売していた。茨城の海ではイカのパニックが。普段は200~300kgだが25日は5400キロあがった。豊漁の要因は黒潮の大蛇行が終了したことだという。この異変はクロマグロにも起きている。新潟・佐渡市では水揚げが例年の80倍ほどに急増した。山形にある酒田港ではマグロがすごくて、いかが仕掛けごとマグロに食いちぎられる被害が相次いだという。