腰の張りのため、きのうの試合を欠場した大谷翔平。きょうは、試合前に、ブルペンでキャッチボールを行った。ドジャースはきょうから、ジャイアンツとの3連戦に臨む。大谷は、2番DHで先発出場した。1回、ドジャース・1番のベッツが先頭打者ホームランを放ち、先制した。続く大谷は、2試合ぶりのヒットを放った。打球速度は、170キロを超えていた。オラクル・パークの本拠地では、スプラッシュヒットが名物だ。ライトフェンスの奥は、サンフランシスコ湾の入り江になっていて、場外ホームランが出れば、海に落ちるのだ。スプラッシュヒットを最も打っているのは、バリー・ボンズ。1年に73本のホームランを打った2001年には、海上にファンが集まった。オラクル・パークは、本塁からライトへ飛距離がドジャー・スタジアムに比べて狭く、ホームランとなりやすいが、風の影響を受けやすく、左打者のホームランが出づらい。日本人のスプラッシュヒットは、未だない。3回、大谷は、セカンドゴロで出塁し、その後、牽制球に誘い出されて二塁に進んだ。これが相手の悪送球を誘い、大谷は、三塁まで進んだ。後続が続かず、得点とはならなかった。次の第3打席、大谷は、タイムリー内野安打となった。試合は、同点のまま延長に入り、大谷は第5打席、三振に倒れた。ドジャースは、4番・スミスのタイムリーで勝ち越し、3連戦の初戦に勝利した。大谷は、5打数2安打をマークし、1打点をあげた。小谷記者は、大谷の状態について、きょうの試合で、全力疾走できていたから、腰に関しては問題なく、バッティングの状態は良くなっているとし、スプラッシュヒットの可能性もあるなどとした。