3週間余りにわたったポストシーズンの戦い。ドジャース・大谷翔平選手のワールドチャンピオンへの軌跡。最初に立ちはだかったのは、ダルビッシュ有選手を擁する同じ地区のライバル・パドレス。ナ・リーグ地区シリーズ、ドジャース3勝-パドレス2勝。リーグ優勝を争ったのはメッツ。快進撃を続けるミラクルメッツの勢いを大谷選手のバットがはね返した。大谷選手ナ・リーグ優勝決定シリーズ、打率.364・本塁打2。ドジャース4勝-メッツ2勝。ワールドシリーズ、ドジャースvsヤンキース。迎えた頂上決戦。東西の伝統球団が43年ぶりに顔を合わせた。大谷選手を慕う弟分・山本由伸投手も初めての大舞台で躍動。完璧に抑えている山本由伸。勝利の女神は微笑む前に試練を与える。盗塁時に肩を亜脱臼する大谷選手。ベンチに引き上げる痛々しい姿。それでも決意がぶれることはなかった。どんな時も今できることを全力で。その姿勢がチームをワールドチャンピオンへと導いていく。大谷選手は「このチームに来て1年目で、こういう結果に立ち会えてすごく光栄」と語った。ドジャースは来年3月の開幕戦を東京ドームで行う予定。