- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 佐藤真莉子 星麻琴 吉岡真央
オープニング映像。
高齢者を狙った詐欺リスト。手口の詳細について後ほど詳しくお届け。
石破内閣が発足して1か月。衆議院で与党が過半数を割り込む中、新たな経済対策の決定などに向けて、対応を急いでいる。焦点となっているのが、国民民主党が求める103万円の壁の見直し。与野党の間で会談が相次いだ。内閣発足から1か月の受け止めを問われた石破総理大臣は「多くの党の理解を得て、丁寧に、謙虚に国会に責任を持った政権運営をしていきたい」と述べた。総理大臣指名選挙では、最も多くの得票で、再び総理大臣に選出される公算が大きくなっている。また石破総理大臣が主張してきた防災庁の設置に向けて、準備室が発足。石破総理は「平時から普段の備えを行う。専任の大臣を置き、エキスパートをそろえた防災庁を設置したい」と語った。経済財政諮問会議では、今月にも決定する新たな経済対策に物価高対策に加え、地方創生に向けた施策や賃上げ環境の整備、成長分野への国内投資の促進などを盛り込む考えを示した。
その裏付けとなる補正予算案の年内成立を目指し、自民党は国民民主党に協力を求め、政策ごとに協議することにしている。国民民主党が主張する、いわゆる103万円の壁の見直しを巡っては、自民党内に慎重な意見もある。きょう国民民主党・榛葉幹事長は、公明党・西田幹事長と会談。103万円の壁を見直し、所得税の基礎控除などを受けられる金額を引き上げることについて協議を進めていくことで一致した。今月11日をメドに両党の党首会談を行うことで合意。西田幹事長は「“年収の壁突破チーム”をつくろうという話をした」、榛葉幹事長は「1日も早く“103万円の壁”を取り払って手取りを増やす」と語った。これに先立って榛葉幹事長は、立憲民主党・小川幹事長とも会談。政策や法案など個別の案件ごとに連携の在り方を協議していくことになった。榛葉幹事長は「各党と等距離でやっている」、小川幹事長は「野党間の連携もこれまで以上に求められる」と述べた上で「政治改革などが必要」という認識では一致し、来週、立憲民主党・野田代表と国民民主党・玉木代表による党首会談を開くことで合意した。野田代表は「国会改革なども含め、幅広い党首同士の議論をしていきたい」と述べた。
焦点になっている103万円の壁。基礎控除と給与所得控除を合わせた金額が103万円。年収がこれを超えると所得税が発生する。それを超えないように働く時間をみずから調整する、いわば働くことの制約となっている課題を表している。国民民主党は、衆議院選挙の公約で、基礎控除などの合計を今の103万円から178万円に引き上げることを掲げた。所得税の負担を軽くすることで、消費などの経済の活性化につなげるねらいがある。
パート従業員を多く抱える東京・足立区スーパーでは、50人のうち半数が「103万円の壁」を気にしながら働いている。先月、従業員の時給を平均50円引き上げ。時給が上がった分、勤務時間を削らなければならない従業員も多いため、103万円の壁の見直しの議論を歓迎している。スーパー・赤津友弥本部長は「“103万円の壁”がなくなると、勤務上、売り場構築上、楽になる」と語った。
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政府は、国民民主党の公約を実施した場合、国と地方合わせた税収は、7兆円〜8兆円減少すると試算。控除が拡大すれば、減税額は高所得者ほど多くなるため、そのことをどう考えるかも論点。年収の壁には103万円の壁だけでなく、106万円の壁や130万円の壁もある。会社の規模などによって違うが、パートなどで働く人が106万円や130万円を超えると原則配偶者の扶養を外れて社会保険料の負担が生じ、手取りが減ってしまうというもの。野村総合研究所・木内登英エグゼクティブエコノミストは「人手不足が深刻になる中で、“103万円の壁”の見直しは妥当な方向性。ただ将来的な財源の確保が課題としたうえで、女性の社会進出を阻む106万円の壁や130万円の壁についても今後議論を進めるべき」と指摘。おとといインタビューした国民民主党・玉木代表は「税収が上振れした分や、外為特会をはじめとした税外収入を活用すれば、実現可能だと思う」と話していた。ただ与党内からは、国民の負担を軽減する政策を実施する場合、財源の手当てが必要となり丁寧に議論しないといけないという指摘も出ている。103万円の壁を巡っては、来週以降、国民民主党と自民党や立憲民主党との党首会談をはじめ、年末に行う来年度の税制改正にかけて、議論が行われる見通し。
米国大統領選挙で新たな動き。31日の米国・アリゾナ州で、民主党・ハリス副大統領は経済政策をアピール。一方、共和党・トランプ前大統領は、隣のネバダ州で「あと4年間、無能さと失敗が続くか、史上最高の4年間が始まるかの選択だ」と述べた。こうした中、波紋が広がっているのが「ごみ」を巡る発言。発端は27日、トランプ前大統領の集会で、コメディアンが自治領のプエルトリコについて「ごみの島」などと発言。これをバイデン大統領が非難した際、「唯一のごみはトランプ氏の支持者たちだ」と表現したと、一部メディアが伝えた。ホワイトハウスの報道官は「バイデン大統領が“ごみ”と呼んだのは、支持者ではなく、支持者の発言のこと」と説明し、発言の記録を公表したが、AP通信は、複数の当局者の話として「この記録が改ざんされていた」と報じた。記録係の責任者は、内容の変更は、報道担当の部署が大統領と協議して行われたとしているという。今回の報道が、新たな火種となる可能性がある。投票日はいよいよ4日後。
きょう、来年用の年賀はがきの販売が始まった。通常の年賀はがきは85円に値上げされた。日本郵便は当初の発行枚数を10奥7000万枚と前年比で25%減らしている。昭和50年ごろの郵便局は、抱えきれないほどの年賀状を購入する人の姿があった。しかし、SNSの普及などを背景に減少傾向が続いている。都内の文具店では年賀状印刷関連サービスを行っているが、毎年1割程度のペースで注文が減り続けているという。5年以上年賀状を書かなかったが、孫の誕生などをきっかけに去年から再開したという人を紹介した。年賀状を再開したいというニーズを見込み、文例を紹介するプリントサービスも出ている。年賀状の受付は来月15日から始まる。
フォルクスワーゲンは9月、従業員12万人以上の雇用保障協定を破棄し、従業員で作る団体は会社が少なくとも3つの工場の閉鎖を検討すると伝えてきたことを明らかにしている。今週も労使交渉が行われ、会社側から給与の10%削減などが提案されたが労働組合側は強く反発した。フォルクスワーゲンは1937年に創業し、2010年代から販売台数でトヨタと世界1位を競ってきた。業績悪化の背景にあるのが、欧州市場でのEV競争激化。中国の低価格EVが進出攻勢を強め、対抗するためにフォルクスワーゲンは大幅なリストラを検討するなどしてコスト削減を迫られている。バウナタール市は、人口の4人に1人は従業員や関連の仕事に就いている。工場勤務の3000人が解雇される可能性があるとも言われている。地元のホテルは、売り上げの約8割が会社関係者の宿泊。地域経済への悪影響や税収の大幅な落ち込みが避けられない。フォルクスワーゲンの苦境は、ドイツの産業競争力低迷を象徴するかたちとなっている。専門家は、今後10年が変革の時だと指摘する。トヨタ・ホンダ・日産の今年度上半期の世界全体の販売台数は、去年の同じ時期と比べていずれも減少した。
円相場や株価に影響を及ぼす米国の先月の雇用統計が発表され、農業分野以外の就業者は、前の月より1万2000人増加したが、10万人程度の増加を見込んでいた市場予想を大きく下回った。また失業率は前の月と同じ4.1%だった。金融市場では、FRB(連邦準備制度理事会)が今月6日から2日間開く金融政策を決める会合で、インフレ率の低下傾向を踏まえ、0.25%の利下げを決めるという見方が広がっているが、市場予想を大きく下回る内容となった今回の雇用統計が、FRBの判断にどのような影響を与えるか注目される。
ことし1月の能登半島地震で、水道管に被害が出て、広い範囲で断水が発生したことを受け、国土交通省は、全国の水道管などを対象に、耐震化の調査を行った。その結果、避難所や病院などの重要施設で、上下の水道管がともに耐震化されているのは、全国で15%にとどまることが分かった。国土交通省は、調査結果をホームページで公表するとともに、水道施設の事業者や管理者に対し、来年1月までに耐震化計画を策定するなどの対策強化を呼びかけている。
内閣府は、今年度のGDP(国内総生産)の成長率の新たな見通しを示した。一部の自動車メーカーによる認証取得の不正問題の影響で、自動車の輸出の回復が遅れていることなどから、物価の変動を除いた実質でプラス0.7%に下方修正した。昨年度の成長率の0.8%を下回る見通しとなる。一方、来年度は個人消費が回復し、企業の設備投資も堅調に推移するとしてプラス1.2%という見通しになっている。
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全国の気象情報を伝えた。
4年ぶりにワールドシリーズを制した大谷翔平選手と山本由伸投手のドジャース。一夜明けて、本拠地、米国・ロサンゼルスに凱旋。トロフィーも一緒。街のスポーツ用品店では、Tシャツやパーカーなど快挙達成の記念グッズが山積み。早々に売り切れた商品もあったという。1939年から続く老舗のホットドッグ店は、優勝セールかと思いきや、ふだんより1ドル値上げ。利益はドジャースの慈善団体に寄付するという。店主・リチャードピンクさんは「長い列ができている。店だけでなく、ロサンゼルスにとっていい日だ」と語った。
3週間余りにわたったポストシーズンの戦い。ドジャース・大谷翔平選手のワールドチャンピオンへの軌跡。最初に立ちはだかったのは、ダルビッシュ有選手を擁する同じ地区のライバル・パドレス。ナ・リーグ地区シリーズ、ドジャース3勝-パドレス2勝。リーグ優勝を争ったのはメッツ。快進撃を続けるミラクルメッツの勢いを大谷選手のバットがはね返した。大谷選手ナ・リーグ優勝決定シリーズ、打率.364・本塁打2。ドジャース4勝-メッツ2勝。ワールドシリーズ、ドジャースvsヤンキース。迎えた頂上決戦。東西の伝統球団が43年ぶりに顔を合わせた。大谷選手を慕う弟分・山本由伸投手も初めての大舞台で躍動。完璧に抑えている山本由伸。勝利の女神は微笑む前に試練を与える。盗塁時に肩を亜脱臼する大谷選手。ベンチに引き上げる痛々しい姿。それでも決意がぶれることはなかった。どんな時も今できることを全力で。その姿勢がチームをワールドチャンピオンへと導いていく。大谷選手は「このチームに来て1年目で、こういう結果に立ち会えてすごく光栄」と語った。ドジャースは来年3月の開幕戦を東京ドームで行う予定。
J1連覇を狙う2位のヴィッセル神戸は勝てば日曜日に試合を控えるサンフレッチェ広島を上回り、暫定首位に立つ一戦。前半は無得点だったが、後半開始直後、大迫のキープから宮代が抜け出し、ヴィッセル神戸が1点を先制。ヴィッセル神戸vsジュビロ磐田。その後もゴールを決め、2-0でヴィッセル神戸の勝利。暫定首位に浮上。ヴィッセル神戸・宮代大聖は「あと3試合、絶対勝って優勝しよう」とコメント。
プロ野球は秋のキャンプが始まっている。阪神は藤川球児新監督の下、新たなチーム作りが本格的にスタート。キャンプは藤川監督の地元・高知県で始まった。藤川監督は「精いっぱい選手たちと共に鍛えて、来季優勝を奪還できるように戦っていく」とコメント。初日のきょうは主力を含む39人の選手が汗を流した。ブルペンでは若手を中心とした投手陣が投げ込みを行い、藤川監督自ら熱の入った指導を行った。藤川監督は「底上げと現状を知る」と語った。
パリーグ2位・日本ハムも秋のキャンプをスタート。北海道の本拠地で今シーズンの躍進を支えた選手たちが練習を行った。選手会長・松本剛選手は新庄監督が指揮を執ることが決まった来シーズンへの決意を示した。松本選手は「選手みんな“ボスにやってもらいたい”という思いがあった、リーグ優勝・日本一を目指してやっていくだけ」と語った。
日本シリーズはあす、横浜スタジアムで第6戦が行われる。予告先発は、26年ぶりの日本一に王手をかけたDeNAが大貫晋一投手。ソフトバンクは第1戦の勝ち投手・有原航平投手。