2024年10月24日放送 21:00 - 22:00 NHK総合

ニュースウオッチ9
▽きょうドラフト会議▽衆院選党首を追う▽来年の福袋

出演者
広内仁 斉田季実治 星麻琴 竹野大輝 吉岡真央 菅谷鈴夏 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

“闇バイト” 身近なSNSに…

東京・渋谷から中継。闇バイトは身近なところに迫っている。

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TikTok渋谷(東京)
オープニング挨拶

広内&星キャスターがオープニングの挨拶。

(ニュース)
衆院選2024 投票日まで3日 党首が訴え

衆議院選挙は投票日まであと3日。各党の党首は、政治改革や経済対策を巡って、街頭演説などを行い支持を訴えた。自民党・石破首相「非公認候補に出しているのではない。地方から新しい日本をつくっていかなければならない」、立憲民主党・野田代表は「自民党に有権者がペナルティーを与えなければいけない。小中学校の給食の無償化を実現しよう」、日本維新の会・馬場代表は「政治とカネの問題について、自民党がどう考えているのか端的に分かる事象。政治に求められているのは物価を上回る賃上げ相当の手取りを増やし、経済を成長させ税収を増やす」、公明党・石井代表は「政治の不透明なお金の使い方を改革しよう」、共産党・田村委員長は「税金が2000万円使われている。許すわけにはいかない。やるべきは中小企業、小規模事業者への支援。くらしの応援」、国民民主党・玉木代表は「手取りをしっかり増やす。変えていこう政治のありようを」、れいわ新選組・山本代表は「仲間には優しいが、国民にはえらくひどい」、社民党・福島党首「裏金問題の反省が自民党に全くない」、参政党・神谷代表は「今は減税一択だ」と述べた。

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みんなの選挙 “投票所バス”が巡回

この選挙、期日前投票も行われている。投票所に行って投票することに不便を感じたことはないだろうか。NHKでは2年前から、選挙のバリアフリーを目指して、みんなの選挙というプロジェクトを進め、投票する際に困っている人を支援する各地の動きを取材。長野・中野市では、バスの中に投票箱などを積んで、有権者の近くまで出向く取り組みをおととしの参議院選挙から始めた。以前は地域の集会所などに順次期日前投票所を設置していたが、坂や階段の上にあるため、高齢者などには利用しづらい状況だった。市、バス会社から車を借りて、道路沿いの駐車場など市内5か所を巡回。今回は約130人が利用した。中野市選挙管理員会・傅田武彦委員長は「バスで回っていけば坂を上らずに来られる。投票率が上がらず苦悩しているが、多くの人に選挙に来てもらい、自分の意思をあらわしてほしい」と語った。

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中野市(長野)日本放送協会衆議院議員総選挙
みんなの選挙 投票所でサポートを

東京・狛江市の期日前の投票所。より多くの人が投票しやすくするためには、さまざまな工夫が求められる。ルーペと老眼鏡、入り口の前には車いすとベビーカーを用意。視覚障害のある人が点字で投票するための点字器。主に聴覚障害がある人などを支援するためのボードも用意されている。狛江市企画財政部・中村容明さんは「誰でも投票しやすい環境が広がっていけばうれしい」と語った。

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みんなの選挙 バリアフリー進んだ?

長年政治を取材し、みんなの選挙プロジェクトを立ち上げた選挙プロジェクト・杉田淳デスクがスタジオで解説「私は緑内障という目の病気があり、視覚障害がある。投票するということ自体に難しさがあることを強く実感してる」。コミュニケーションボードは各地の投票所で導入され始めている。福島・福島市では、自分で字を書くことができないときは、投票所にいる職員に代理の記入を依頼できることなどが記されている。山梨・富士河口湖町では、手をつないで案内してほしいなどといった内容が盛り込まれている。以前と比べると、少しずつでも改善はしてきている?。杉田デスクが解説「かもしれないが、ひとくちに障害者といっても特性によって困りごとってさまざま。困っている人も障害者だけじゃなく、高齢者、重い病気の人、その家族と対象は幅広い」。

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富士河口湖町福島市

NHKが去年、全国の選挙管理委員会を対象に行ったアンケート。「障害のある人への対応マニュアルを作っている」18%。「説明会や研修を行っている30%。選挙プロジェクト・杉田淳デスクがスタジオで解説「総務省では、先進的に取り組んでいる自治体の事例を全国に示し、バリアフリーを促してる。一定効果はあるとは思うが、まだ自治体間の格差がある印象」。

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日本放送協会総務省
みんなの選挙 “情報の格差” 課題も

自治体の取り組みだけでは補いきれない部分もある。視覚障害のある人の投票に同行。高知・高知市に住む男性は、目の難病・網膜色素変性症と診断され、30代のときに視力を失った。選挙のときには、毎回欠かすことなく投票に行くというが、点字を使う人にとって必要な情報を得るのが難しいことがあるという。例えば自宅に届く入場整理券。今回の衆議院選挙の券であることは点字で印字されているが、自分が投票する選挙区や投票所の場所については、点字がなく、情報を得ることができない。きのう男性は、期日前投票をするため、自宅から3キロ以上離れた高知市役所に向かったが、今回投票場所が同じ市役所の中でも違う庁舎に変更されていた。点字ブロックをたどりながら、改めて200mほど離れた投票所へ向かった。

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網膜色素変性症高知市役所高知市(高知)

視覚障害のある高知・高知市に住む男性は、視覚に障害のある人たちから、投票について困っている声が多くあったことから、ことし投票にあたり、知っておきたいポイントなどをまとめた冊子を作った。投票に自分の点字器を持っていっていいか、書く場所を間違えてしまったらどうするのかなどの疑問に応えている。点字版や音声で聞くことができるテキストデータ版など、計1500部余を発行し、障害のある人などに届けられた。男性は「少しでも私たちが投票できる社会をつくるための力にしていきたい」と語った。

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