新年の風物詩・福袋の話題。デパート各社は、来年の正月に販売する福袋を発表。世相を反映するといわれる福袋。来年は家計を意識したものが増えそう。物価高が続く今、どのような福袋が用意されているのか。値上げラッシュが続く中、節約志向の消費者を刺激しようと来年の福袋はさまざまな工夫が凝らされている。東京・銀座のデパートは、生活に身近な商品の品ぞろえを増やし、お得感をキーワードに。食用油やパックごはんなど、値上がりが目立つ食品を詰め合わせた3000円余りの福袋など全体の8割が食品。回して出てきたカプセルの中に入っている福袋は、1回5000円で最大2万円相当のすしや肉などが当たる。銀座のデパート顧客販促課・紀野珠輝課長は「生活応援に響く福袋を意識している」と話す。