この選挙、期日前投票も行われている。投票所に行って投票することに不便を感じたことはないだろうか。NHKでは2年前から、選挙のバリアフリーを目指して、みんなの選挙というプロジェクトを進め、投票する際に困っている人を支援する各地の動きを取材。長野・中野市では、バスの中に投票箱などを積んで、有権者の近くまで出向く取り組みをおととしの参議院選挙から始めた。以前は地域の集会所などに順次期日前投票所を設置していたが、坂や階段の上にあるため、高齢者などには利用しづらい状況だった。市、バス会社から車を借りて、道路沿いの駐車場など市内5か所を巡回。今回は約130人が利用した。中野市選挙管理員会・傅田武彦委員長は「バスで回っていけば坂を上らずに来られる。投票率が上がらず苦悩しているが、多くの人に選挙に来てもらい、自分の意思をあらわしてほしい」と語った。