レギュラーガソリンの小売価格が13週連続で値上がりした。1リットルあたり181.9円となり、統計開始以来の最高値に迫っている。山梨県の談合坂SAで観光客やトラックドライバーに話を聞くと、嘆きの声が多く聞かれた。ガソリンスタンドに話を聞くと、ガソリンが高くなると定額給油が増えるので客足が鈍くなると語った。サウジアラビアが原油の自主的な追加原産を来月まで延長したことで原油価格が上昇し、円安で原油の輸入価格が上昇している。経済産業省が石油元売り会社への補助金支給をことし1月以降、段階的に縮小していて、来月末でいったん終了となる。専門家はリッター平均が200円を超えてしまうことも有り得るとし、大幅な高騰が続く場合は国際社会と連携した対応が必要だと語った。経済産業省は今後の原油価格や為替の動向など見極めながら支援のあり方を判断するとしている。