若林正恭の小説「青天(あおてん)」は、アリというあだ名の都内のアメフト部の高校生が主人公。青天とは、アメフトでぶつかって仰向けに倒れ空が見える1番屈辱的な状態のこと。オードリーの2人はアメフト部だった。私小説に近い部分も半々で、母校の先生にはあまり攻めたことは書かないでほしいと言われたそう。西加奈子さんは、作家が一生に一度書けるかどうかの作品だと感じたと語る。公園で防具を倒れてみたりしたらしいと聞くと、「そういうところやな。それをちゃんとできる人」とコメント。若林さんは東京都の高校生のアメフトの予選を見に行くのが好きで、10年くらい通っていたら、若林さんが座ったスタンドのチームが負けるジンクスが保護者の間で広まったという。書き始めたときはアメフトのルールをあまり説明せずに書いていたが、出版社からもっとルールを書いてほしいと要求された。若林さんは自宅に人を呼んでアメフトの試合を見ながらルールを説明して楽しんでもらうのが好きだそうで、くりぃむしちゅーの上田晋也さんも家に招いたことがあるという。同世代から反響があり、澤部佑さんは楽屋まで来て「青天」にサインを書いてほしいと求められた。購買層の男女比は6対4で、女性の読者も多い。若林さんは、部活をやっていた書店員さんも多く同世代には水を飲んではいけない話は100%盛り上がって書店を回るのは楽しかったと話した。番組が取材した書店員の女性は、共感しかなく、若林さんも友達のように話してくれて盛り上がったと振り返った。若林さんは春日俊彰さんと台本無しの漫才でウケるのをいつかやってみたいが、春日さんは台本がないと本当にダメだと明かした。10年前、若林さんの父が亡くなったときにはエッセイ集で、父が亡くなってから自意識と自己顕示欲の質量が急激に減った感覚があり、会うことの価値が高まったと綴っている。気合と根性の人だった父に対して若林さんは内向的だったため、歪んで出来上がったのが自分だと語る。父は長年芸人を反対していたが、若林さんがブレイクしたときは喜んでネタまで書いたという。若林さんに伝えたい趣味も多く寄せられた。家の中で壁倒立して寿限無を唱える、包丁研ぎなど。
