永平寺では近年新たな発見があった。山門の二階について京都工芸繊維大学の日向進さんは、屋根を支える、組物の一部のこぶし花には彫刻が。その図柄がすべて異なっていると調査によってわかった。これほど凝った禅宗寺院の山門は全国的にも珍しいという。伊勢海老の裏には点滴のタコが彫られている。手すりには握蓮というがそこのデザインも一つ一つ違う。ここには山門を手掛けた大工による技と遊び心が詰まっていた。こうした永平寺の伽藍を手掛ける大工集団がいる。
© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.