阪神淡路大震災からきょうで30年。マグニチュード7.3、最大震度は7。犠牲者は6434人、重傷者は1万683人、住宅被害は約64万棟。この地震をきっかけに防災体制が強化される。地震発生時刻に黙とうが捧げられる。政府の地震調査委員会が社会、経済に大きな影響を与えうる114の活断層を評価し発表した。地震発生の切迫度(今後30年以内に地震が発生する確率)をSランク3%以上、Aランク0.1〜3%未満、Zランク0.1%未満、Xランク不明に分けている。活断層の危険度ランクの地図を表示した。岐阜、長野あたりに活断層が密集。全国的に活断層が広が句。京都大学・防災研究所・西村教授は「Zランク、Xランクは大丈夫というわけではありません」。地震の発生周期は1000年から1万年以上と長い。確率が大きな値にならない。どこで大きな地震が起きてもおかしくない。南海トラフ地震は30年以内の発生確率が70〜80%から80%程度に引き上げた。