この地に伝わる桃太郎伝説とは大和朝廷から派遣された弓矢の名手・五十狭芹彦命=吉備津彦命は温羅が暴れているという噂を聞き討伐するため。犬、キジ、猿はお供の通称。温羅の本拠地は鬼ヶ島でなく鬼ノ城だった。吉備津彦命が撃った矢が温羅に命中し見事成敗したという話だが戦いから数年、死んだ温羅が吉備津彦命の夢に現れ「桃太郎俺は鬼ではないぞ」と言ってきた。温羅は鉄製の技術などを伝授した渡来人とされている。過ちを犯してしまった吉備津彦命は吉備の国を豊かにする事を温羅と心の中で誓いあったという。鬼ノ城は国指定史跡・日本100名城として残されている。