前回の東京大会では僅差で団体金メダルを逃した日本の男子体操チームはエース橋本を中心に金メダル奪還を目指す。橋本は3種目目の鉄棒でF難度の大技リューキンを成功させ、さらに高難度の手放し技を次々と成功させた。しかし、最後の着地の際は大きく乱れた。このミスによって橋本は2連覇がかかる種目別鉄棒の決勝進出を逃した。続く「ゆか」の種目でも細かなミスが出て、苦しい展開となった。そのエースを助けたのがオリンピック初出場の岡。美しい体操でチームに勢いをつけた。また、同じく初出場の杉野も得意のあん馬で難度の高い技をきめ、この種目4位につける高得点をマークした。日本チームは予選2位で決勝進出を決めた。