早稲田大学野球部の出身者は様々な場所で活躍している。岡田彰布さんは去年、阪神監督として38年ぶりの日本一になった。江尻慎太さんはかつてプロとして活躍し、今は社長としてアスリートのセカンドキャリアを支援している。日本ハムファイターズのスカウト部長・大渕隆さんは大谷翔平の運命を変えた1人。高校卒業時にメジャー入りを希望していた大谷を日本ハムがドラフト指名した。交渉にあたったのが大渕さんだった。大渕さんが二刀流の育成計画を提示し、日本ハムに入団した。その影には早稲田の理念があった。大渕さんは進取の精神、新しい挑戦をすることが大事だと考えていたという。大渕さんたちOBが現役部員とともに取り組みが通称「あそび場」。野球部のグラウンドを開放し、子どもたちに思いっきり遊んでもらう。中心メンバーの中には野球部の現役マネージャーもいる。この日は往年の名打者・谷沢健一さんの姿もあった。