金原は今日の総括に、商人は水。予想外の言葉だった。水と商人の間には、何か大きな隔たりがあるような気がしたのだ。柔軟に形を変えなければならない、相手に合わせて、三角にも、四角にも。でも、水は入れ物がなければ流れてしまう。つまり何らかの入れ物の中にある人々の欲望に寄り添っているということなのだろう。その入れ物の形を定めるのは時代だろうか。消費者の性格、あるいは、背景だろうか。代わり続けることを面白いと言ってのける岡藤さんはしなやかだけど、その入れ物への厳然たる視点は強固に持ち続けてきたに違いない。日本にしかない独自の企業が、この荒波の中でどんな異形の水となり、どこまで広がっていくのか、これからの展開を見つめ続けたい。とした。
