国立健康危機管理研究機構などによると、9日までの1週間に全国の医療機関から報告されたインフルエンザ患者数は8万4183人と、前週の約1.5倍に増えた。1医療機関あたりの患者数は21.82人と、今季初めて20人を超え、去年より約1か月早いペースで進んでいる。都道府県別では宮城県で47.11人、埼玉県で45.78人、神奈川県で36.57人、福島県で34.63人、岩手県で30.24人などと5つの県で今季初めて30人を超えた。各県は警報を出すなどして対策を呼びかけている。厚生労働省は手洗い・適切なマスク着用など感染対策を徹底するとともにワクチン接種も検討するよう呼びかけている。
